Instagramが「別のアカウントに関連付け」で3アカウント同時停止・2つは永久停止|米国Meta社への書留郵便で約2か月後に全アカウント復活した成功事例

Instagramが「別のアカウントに関連付け」で3アカウント同時停止・2つは永久停止|米国Meta社への書留郵便で約2か月後に全アカウント復活した成功事例

Instagramの3アカウントが「別のアカウントに関連付け」を理由に同時停止され、米国Meta社への書留郵便で全アカウントが復活した成功事例

友人との写真をストーリーズに載せるだけの、ごく普通の個人アカウントが、ある朝3つ同時に停止されました。通知には「あなたのアカウントは、ルールに違反している別のアカウントに関連付けられているようです」とだけ書かれ、自分の投稿のどこが問題なのかは一切示されません。指示どおりに本人確認を進めたのにシステムエラーで2回失敗してそのまま永久停止、異議申立てを最後まで行ったもう1つのアカウントも永久停止という、手続きを踏むほど状況が悪化していくケースでした。本記事では、米国内からの書留郵便(配達記録付き)でMeta社へ異議申立書を送付し、発送から約2か月で3アカウントすべてが復活した成功事例を、当事務所の実際の対応をもとにご紹介します。

ご相談の概要

今回ご相談いただいたのは、個人で運用されていたInstagramの3つのアカウントに関するケースです。3つのうち2つは、友人と遊んだ際の写真をストーリーズ機能でのみ投稿する使い方で、直近の投稿も停止の2〜3日前のごく日常的なものでした。残る1つは、以前は趣味の推し活に使っていたものの直近2〜3年は自身の投稿がなく、相互フォロワーのストーリーズを閲覧するだけの、いわゆる「見る専」のアカウントでした。いずれも成人向けの内容やスパム的な投稿は一切なく、ビジネス利用でも複数運用による宣伝でもない、ごく一般的な個人アカウントです。

ある月曜日の朝、ご依頼人は2つのアカウントに「一時停止」の通知が出ていることに気付きました。理由はいずれも「あなたのアカウントは、ルールに違反している別のアカウントに関連付けられているようです。これはアカウントの信頼性に関するコミュニティ規定に違反しています」というもので、同日の午後には残る1つのアカウントも同じ理由で停止されていることが判明しました。

ご依頼人は指示に従い、1つ目のアカウントで顔認証(動画セルフィー)を済ませたうえで運転免許証による本人確認を試みましたが、システム側のエラーで2回連続して失敗し、その日のうちに永久停止の通知メールが届きました。2つ目は免許証提示の手前で手続きを止め、3つ目は何も操作していない状態で、翌日、当事務所にLINEでご相談いただきました。

ご相談時には「凍結解除の事例を見ると、インフルエンサーや企業アカウントが多いが、個人アカウントでも成功した事例はあるのか」「登録メールアドレスがはっきりしないが対応できるのか」というご質問もいただきました。当事務所では個人アカウントの解除実績も多数あること、登録メールアドレスが不確かでも登録電話番号があれば申立て自体は可能であることをご案内し、正式にご依頼いただく流れとなりました。

この事例のポイント

ご依頼人ご自身の投稿に違反箇所が指摘されたわけではなく、「別のアカウント」との関連付けという抽象的な理由で、3つのアカウントが同じ日の同じタイミングで一斉に停止されました。しかも、停止の約2か月半前には他県からの不審なログイン試行をMeta社側がブロックした通知が残っていました。本人に落ち度が見当たらない一方で、自動判定が誤作動したことをうかがわせる材料がそろっていたケースです。

「ルールに違反している別のアカウントに関連付けられている」とはどのような停止理由か

Metaの「アカウントの信頼性」に関するコミュニティ規定は、本来、偽アカウントの大量作成やなりすまし、規定違反で停止されたアカウントの作り直しといった、プラットフォームの信頼性を損なう行為を取り締まるための条項です。「別のアカウントに関連付けられている」という通知は、ご本人の投稿内容ではなく、どこかの違反アカウントとの「つながり」を根拠にアカウント全体を停止するものです。

この停止理由の厄介な点は、どのアカウントと、どのような根拠で関連付けられたのかが一切示されないことです。同一の端末情報・IPアドレス・登録情報など、機械的に検出できるシグナルをもとに自動判定されていると考えられており、「関連付けられた側」の本人には、自分で直せる対象が見当たりません。求められるのは本人確認だけで、それに失敗すれば永久停止に進んでしまいます。

一方でMeta社は、透明性センターの「アカウントの信頼性」ポリシーの中で、「Metaのポリシー施行措置は、違反の重大度、アカウントでの違反の履歴、コミュニティにもたらすリスクや危害に比例するように設計されています」と明記しています。また「アカウントの停止」に関する説明では、ほとんどの違反について、再三の警告と制限にもかかわらず違反を続けたアカウントが停止の対象になるとされ、ストライク制による段階的な施行が原則である旨が示されています。

本件では、事前の投稿削除、警告表示、機能制限、ストライクの積み重ねといった段階的な措置は一切なく、突然、同じタイミングで3アカウントが一斉に停止されました。この点だけを見ても、Meta社自身が公表している段階的施行の原則・比例性の原則に沿っていない処分であったと言わざるを得ません。

「関連付け」型の停止は、手続きを進めるほど悪化しやすい

自分の投稿に違反がない以上、アプリ内でできることは本人確認と異議申立てしかありません。ところが本件のように、本人確認でシステムエラーが出る、認証コードが登録メールアドレスに届かないといった技術的な問題が重なると、「本人確認に失敗した」という結果だけが残り、永久停止に進んでしまいます。判定の根拠が本人に開示されない以上、アプリ内の手続きだけで巻き返すのは難しい停止類型です。

3アカウント同時停止から永久停止までの経緯

ご依頼までの経緯と、その後の流れを時系列で整理すると、おおむね次のとおりです(日付・数値は一般化しています)。

  • 停止の約2か月半前:他県からの不審なログイン試行ご依頼人の生活拠点とは異なる都道府県から、Android端末を使ったログイン試行があり、Meta社のセキュリティシステムがこれをブロック。アプリ上に「不審なログイン試行がブロックされました。何者かが、あなたのパスワードを利用してあなたのアカウントにログインを試みました」との通知が表示された。
  • ある月曜日の朝:2アカウントが同時に一時停止いずれも「ルールに違反している別のアカウントに関連付けられている」との理由。1つ目は顔認証を経て免許証による本人確認を試みるも、システムエラーで2回連続失敗し、同日中に永久停止の通知メールが到着。2つ目は免許証提示の手前で手続きを中断。
  • 同日午後:3つ目のアカウントも停止と判明閲覧専用のアカウントも同じ理由で一時停止。この時点では何も操作していない。
  • 翌日:当事務所へLINEでご相談停止通知の画面、過去の不審なログイン試行の通知画面、停止画面のスクリーンショットをお送りいただき、料金と必要事項をご案内。
  • 翌々日:正式にご依頼・原案作成ご入金確認の当日中に日本語の原案を作成し、ご確認をお願いした。あわせて、進行中だった2つ目・3つ目のアカウントの異議申立ては最後まで進めて問題ない旨をご案内。
  • 原案確認中:2つ目のアカウントも永久停止に異議申立てを完了したところ、2つ目のアカウントは永久停止、3つ目は審査中という状態に変化。原案の内容を最新の状況に合わせて修正し、英訳へ。
  • ご依頼から3日目:英訳完成・発送手続き米国のMeta社(Community Operations)宛に、米国内からの書留郵便(配達記録付き)で発送手続きを完了。
  • 発送から約5日:配達完了米国メンロパークのMeta社宛に配達完了。電子配達記録(PDF)を取得し、ご依頼人へ転送。
  • 発送から約2か月:3アカウントすべてが復活ご依頼人より「9月1日付で全アカウントが返ってきました」とのご連絡。
Instagramの3つの個人アカウントが「別のアカウントに関連付け」を理由に同時刻に一斉停止されたイメージ図

本人確認のシステムエラーと、異議申立て中の永久停止

本件で特徴的だったのは、ご依頼人が指示どおりに手続きを進めたにもかかわらず、結果が悪化していった点です。

1. 本人確認が「システム側のエラー」で2回失敗し、そのまま永久停止

1つ目のアカウントでは、停止に気付いた直後に顔認証(動画セルフィー)を済ませ、続いて運転免許証による本人確認を行いました。ところが、免許証のアップロード段階でシステム側のエラーが2回連続して発生し、その結果として「本人確認に失敗した」ものとして永久停止に進んでしまいました。ご本人は正当な本人確認書類を用意し、手順にも従っていたのですから、本人確認の機会を実質的に奪われたまま最も重い処分に至ったことになります。

2. 異議申立てを完了しても、違反箇所の指摘はないまま永久停止

2つ目・3つ目のアカウントについては、ご依頼後に「異議申立ては最後まで進めてよいか」とのご質問をいただき、当事務所からは進めて問題ないとご案内しました。結果として2つ目は永久停止、3つ目は審査中という状態になりましたが、いずれも投稿内容に関する具体的な違反箇所の指摘は最後までありませんでした。この経緯自体が、「個別の内容を審査せず、関連付けの判定だけで処分が進んでいる」ことを示す材料となり、書面にも反映しています。

3. 認証コードの受信先に、登録と異なるメールアドレスを入力していた

もう1点、ご依頼人から後になって開示いただいたのが、異議申立ての際、認証コードの受信先として登録メールアドレスとは異なるアドレスを入力していたという事情です。登録メールアドレス宛の認証コードが正常に受信できなかったための代替措置で、他意はありませんでしたが、Meta社側から見れば「登録情報と一致しない本人確認」と映り、停止の一因になった可能性は否定できません。当事務所では、この点を隠さず書面の中で自主的に開示し、事情を説明する方針をとりました。

アプリ内の手続きは「進めてよい」が、記録は必ず残す

停止直後の本人確認や異議申立てを止める必要はありません。ただし、エラー画面・完了画面・届いた通知メールは、そのつどスクリーンショットで保全してください。本件でも、本人確認のエラーや永久停止の通知、過去の不審なログイン試行の通知をご本人が保存されていたことが、書面で事実関係を具体的に示す土台になりました。

見逃せなかった手がかり:他県からの不審なログイン試行の通知

ご相談の際、ご依頼人は「ChatGPTに相談したところ、以前の乗っ取り疑いの通知が原因かもしれないと言われた」として、停止の約2か月半前にアプリに表示された「不審なログイン試行がブロックされました」という通知画面を送ってくださいました。生活拠点とはまったく異なる都道府県からAndroid端末でのログインが試みられ、Meta社のセキュリティシステムがそれをブロックしたという内容です。

この記録は、書面の中で重要な意味を持ちました。Meta社の「アカウントの信頼性」ポリシーには、違反コンテンツとのつながりのようなシグナルをもとに措置を講じる旨の記載があります。仮に第三者が不正アクセスの試行を続け、その過程で違反コンテンツへの反応(「いいね!」や保存など)が生じていたとすれば、本来は第三者に帰責されるべきシグナルが、正当な保有者であるご依頼人のアカウントに誤って帰責された可能性があるからです。

その場合、責任を負うべきは不正アクセスを試みた第三者であって、被害を受けた側のご本人に処分が及ぶのは正当性を欠きます。書面では、通知画面を根拠に、この点を丁寧に整理してお伝えしました。

セキュリティ通知は「消さない・残す」

不審なログイン試行、パスワード変更、新しい端末からのログインといった通知は、その時点では気にならなくても、後日の停止措置と結び付く重要な証拠になります。アプリ内の通知は時間の経過で消えることがあるため、気付いた時点でスクリーンショットを残すことをおすすめします。本件でも、約2か月半前の通知画面が残っていたことが反論の柱の一つになりました。

他県からの不審なログイン試行をブロックした通知が、後の停止措置に関わる証拠となったイメージ図

米国内からの書留郵便による異議申立書の送付

当事務所では、事実関係と、Meta社の規定・公表方針に照らした論点を整理した「アカウント停止解除申請書」を作成し、これを英訳のうえ、米国のMeta社(Community Operations)宛に、米国内から配達記録の残る書留郵便で発送しました。

1. 送付先は米国のMeta社に絞る

Instagram・Facebookの停止解除に関する書面は、日本法人宛に送付しても、代理人弁護士から米国法人宛に送付するよう連絡があるのが実情です。当事務所では最初から米国のMeta社宛のみに送付する運用としており、無駄な往復を省いています。

2. 日本からの国際郵便ではなく、米国内からの書留郵便

海外宛の通常の国際郵便として日本から送るのではなく、米国内の郵便として現地から書留郵便で発送しています。米国内から発送することで、追跡番号と配達記録が現地基準で残り、名宛先にもより確実に届きやすくなります。本件では発送から約5日でメンロパークのMeta社宛に配達が完了し、受領を示す電子配達記録(PDF)を取得しました。なお、日本の内容証明郵便は国内専用の制度のため、米国宛には利用できません。

3. 3つのアカウントを1通の書面にまとめて記載

本件では、永久停止となった2つのアカウントと審査中の1つのアカウントを、1通の書面の中で「対象アカウント情報」として一覧化し、それぞれの状態(永久停止/審査中)と、共通する停止理由・共通する反論を整理しました。関連する複数アカウントの停止は、個別に申し立てるよりも、一括で事情を説明したほうが「関連付け」判定への反論として筋が通ります。

当事務所のサポート体制

当事務所では、Instagram・Facebook・X(旧Twitter)などSNS凍結解除の内容証明郵便・国際郵便の作成発送代行を年間数百件規模で承っております。停止画面・通知メール・過去のセキュリティ通知のスクリーンショットをLINEでお送りいただければ、対応の可否や進め方を確認のうえご案内いたします。

米国内から書留郵便で米国Meta社へ異議申立書を送付し、約5日で配達完了の記録が残ったイメージ図

書面で整理した反論のポイント

書面では、次のような論点を証拠に基づいて整理してお伝えしました。

  1. 通知された理由が抽象的で、自身の投稿に具体的な違反箇所の指摘が一切ないこと
    「別のアカウントに関連付けられている」という理由のみで、どの投稿・どの行為が問題なのかは示されていないことを明確にしました。
  2. 3アカウントとも個人利用で、投稿内容に規定違反が存在しないこと
    友人との写真をストーリーズにのみ投稿していたこと、1つは直近2〜3年間投稿がなく閲覧のみであったことを具体的に示し、成人向けコンテンツ、暴力的表現、スパム、なりすまし、著作権侵害のいずれにも該当しないことを整理しました。
  3. Meta社自身が公表する段階的施行・比例性の原則に反すること
    透明性センターの「アカウントの信頼性」「アカウントの停止」に関する記載を引用し、警告・制限・ストライクの積み重ねを一切経ずに一斉停止された本件が、公表された原則に沿っていないことを指摘しました。
  4. 同一時刻の一斉停止は、自動検知による「関連アカウント」一括処理の誤検知の蓋然性が高いこと
    3アカウントの内容を人が個別に審査したのであれば、まったく同じタイミングで同じ抽象的理由による処分が並ぶことは考えにくく、同一端末・同一IP・同一登録情報などのシグナルを基にした機械的な一括停止であることを論じました。
  5. 他県からの不審なログイン試行の記録と、第三者の行為が帰責された可能性
    Meta社のセキュリティシステム自身がブロックした不審なログイン試行の通知画面を根拠に、第三者による不正アクセスの試みが「違反コンテンツとのつながり」のシグナルとして誤って帰責された可能性を整理しました。
  6. 1つ目の永久停止は本人確認のシステムエラーが原因で、違反認定に基づく処分ではないこと
    顔認証を経て免許証による本人確認を試みたにもかかわらず、システム側のエラーで2回連続して失敗した経緯を示し、本人確認手続の再実施をもって見直されるべきことを求めました。
  7. 認証コードの受信先に登録と異なるメールアドレスを使った事情を自主的に開示したこと
    不利になり得る事情であっても隠さず、登録メールアドレス宛の認証コードが受信できなかったための代替措置であったことを説明し、公正さと信頼性を担保しました。
  8. 自動判定によらない人的審査の再実施を求め、今後の対策を表明したこと
    永久停止となった2アカウントの復旧と審査中の1アカウントの適正な判断を、人的審査により再度行うよう求めるとともに、二段階認証の設定などアカウントの安全確保に努める旨を表明しました。
業務範囲についてのご説明

当事務所が行うのは、お客様ご本人の主張を整理した書類(アカウント停止解除申請書・書留郵便物など)の作成・発送の代行です。行政書士はMeta社との交渉・代理を行うことはできません。また、書面の送付により必ずアカウントが復活することをお約束するものではなく、解除を保証するものではありません。結果には個別の事情による差がございます。

今回の結果:発送から約2か月で3アカウントすべてが復活

発送手続きの完了時点で、当事務所からは「最近の傾向では、1か月から2か月ほどでMeta社からご依頼人宛にメールまたは書簡が届き、その指示に従うことで解除されることが多い」「解除されない場合は基本的に連絡がない」という見通しをお伝えしていました。

その後、発送から約2か月が経過した9月初旬、ご依頼人より「9月1日付で全アカウントが返ってきました」とのご連絡をいただきました。永久停止となっていた2つのアカウントと、審査中となっていた1つのアカウントの3つすべてが復旧したかたちです。

本人確認のエラーや異議申立ての完了によってかえって永久停止が増えていった経緯を踏まえると、書面の到達をきっかけに人的な再審査が行われ、復旧に至ったことは、一つの重要な成果と受け止めています。ご依頼人からは、口コミを書きたいとの温かいお言葉もいただきました。

なお、復旧に至るまでの期間や結果は個々のケースによって大きく異なります。今回のように約2か月を要する例もあれば、数週間で動く例、書面送付後も動きがない例もあり、必ず同じ結果・同じ期間になるとは限りません。あらかじめご了承ください。

永久停止2件・審査中1件のInstagramアカウントが発送から約2か月で3つすべて復活したイメージ図

同じケースで停止された際の対応の考え方

1. 「別のアカウントに関連付けられている」通知は、停止時刻とあわせて保全する

本件のように複数アカウントが同じタイミングで停止された場合、「同時刻に一斉停止された」という事実そのものが、人的審査を経ていないことを示す材料になります。各アカウントの停止通知と、気付いた時刻・通知の受信時刻が分かる画面を残しておきましょう。

2. 本人確認は落ち着いて行い、エラーが出たらエラー画面も残す

本人確認でエラーが出た場合、焦って何度もやり直すよりも、エラーが出た事実と画面を記録することが重要です。「正当な書類を提示したのにシステム側の問題で失敗した」という経緯は、後の書面で本人確認の再実施を求める根拠になります。

3. 不審なログイン・パスワード変更などのセキュリティ通知を消さない

停止の数か月前に届いたセキュリティ通知が、停止理由を説明する鍵になることがあります。「自分は何もしていないのに」という主張を、Meta社自身の通知で裏付けられるのは強い材料です。

4. 異議申立てでは登録情報と一致する連絡先を使う。使えなかった場合は経緯を記録する

認証コードの受信先に登録と異なるメールアドレスや電話番号を使うと、本人確認の不一致と判定されるおそれがあります。やむを得ず別の連絡先を使った場合は、登録先に届かなかった経緯(エラー表示など)を記録し、書面で正直に説明したほうが、隠すよりも信頼性の面で有利に働きます。

5. 関連する複数アカウントは、1通の書面で一括して申し立てる

「関連付け」を理由とする停止は、その性質上、複数のアカウントが同時に巻き込まれます。個別にばらばらに申し立てるよりも、全アカウントの運用実態と共通する事情を1通にまとめるほうが、関連付け判定そのものへの反論として一貫性が出ます。

6. 諦めて放置しない一方で、闇雲な繰り返しは避ける

同じ内容の異議申立てを短期間に何度も送ると、自動判定からさらに不審な行動と見なされるおそれがあります。アプリ内の手続きを一通り終えても動かない場合は、事実関係を書面で整理し、外部から届ける別ルートへの切り替えを検討する意味があります。

当事務所にご依頼いただく場合の特徴

SNSの凍結解除に関する書面作成を取り扱う事務所は複数ございます。ご依頼先を選ばれる際の判断材料として、当事務所の対応内容を整理してご案内します。

1. SNS凍結解除の書面作成発送を継続的に受任

当事務所では、Instagram・Facebook・X(旧Twitter)などSNS凍結解除の内容証明郵便・国際郵便の作成発送代行を年間数百件規模で承っております。停止理由の類型ごとの傾向、書面の構成、送付経路の選択について、継続的に実務知見を蓄積しています。個人アカウントの解除実績も多数ございます。

2. 最初から米国のMeta社宛に送付

Instagram・Facebookについては、日本法人宛に送付しても米国法人宛に送付するよう代理人弁護士から連絡があるため、当事務所では最初から米国のMeta社宛に絞って送付しています。無駄な往復で時間を失うことがありません。

3. 米国内からの書留郵便で配達記録を確保

米国宛の書面は、日本からの国際郵便ではなく米国内の郵便として現地から書留郵便で発送しています。追跡番号と配達記録が現地基準で残り、本件のように配達完了の電子記録(PDF)をご依頼人へ転送するオプションもご用意しています。送付経路の詳細については、当事務所が受任実績から積み上げてきた運用ノウハウにあたるため、記事内での詳細な記載は控えさせていただきます。

4. 料金体系の明示

当事務所の料金は米国法人宛16,900円(税込)を基本とし、複数アカウントを追加記載する場合は1アカウントにつき1,100円、配達記録(PDF)の転送オプションが2,200円、画像資料の添付が1画像につき550円です。本件は3アカウントの記載と配達記録転送オプションを含め、合計21,300円(税込)でお受けしました。受取拒否等で配達不可となった場合は2回まで無償で再発送し、内容を変更しない再発送は5,500円で承っています。

5. スピード対応

納期の目安は、必要な情報をいただき決済確認後5営業日以内に原案、ご確認後2営業日以内に発送です(米国宛は翻訳作業のためもう少しお時間をいただく場合があります)。本件ではご入金確認の当日中に原案をお送りし、修正版の確認を経てご依頼から3日目に発送手続きを完了しました。

6. LINEでの事前相談

停止理由の類型・通知内容・過去のセキュリティ通知によって、書面で整理すべきポイントは変わります。当事務所では、LINEで停止画面や通知メールのスクリーンショットをお送りいただければ、対応の可否や進め方の目安をご案内しています。登録メールアドレスが不確かな場合や、複数アカウントが同時に停止された場合のご相談も承っております。

行政書士と弁護士の役割の違いについて

行政書士は、Meta社に対する代理交渉や仮処分・訴訟等の法的手続きを行うことはできません。当事務所の業務範囲は、ご本人の主張を整理した書面(アカウント停止解除申請書・書留郵便物)の作成および発送の代行に限られます。仮処分の申立てや損害賠償請求など裁判手続きを含む対応が必要な場合は、弁護士へのご依頼をご検討ください。書面の送付で解除に至らなかった場合に、次の手段として弁護士へ相談されるという段階的な進め方も選択肢の一つです。

よくある質問(FAQ)

Q. 「ルールに違反している別のアカウントに関連付けられている」と表示されましたが、心当たりがありません。どうすればよいですか?
この停止理由は、ご本人の投稿内容ではなく、他のアカウントとの「つながり」を根拠にした自動判定であることが多く、どのアカウントと関連付けられたかは開示されません。まずは停止通知の画面と受信時刻、複数アカウントが同時に停止されたのであればその事実を記録してください。アプリ内の本人確認・異議申立てを進めつつ、動かない場合は、投稿内容に違反がないこと、段階的措置を経ずに停止されたことなどを整理した書面を米国のMeta社宛に送付する方法があります。
Q. 本人確認でシステムエラーが出て、そのまま永久停止になりました。もう復旧は難しいですか?
必ずしもそうとは限りません。本件でも、免許証による本人確認がシステム側のエラーで2回失敗してそのまま永久停止となったアカウントが、書面送付後に復旧しています。「正当な書類を用意し手順に従ったのに、システムの不具合で本人確認の機会を奪われた」という経緯は、本人確認手続の再実施を求める根拠になります。エラー画面のスクリーンショットが残っていれば、あわせてご共有ください。
Q. 個人で使っているだけのアカウントでも対応してもらえますか?
はい。解除事例としてはインフルエンサーや企業のアカウントが目立ちますが、当事務所では個人利用のアカウントの解除実績も多数ございます。本件も、友人との写真をストーリーズに投稿するだけの個人アカウントでした。フォロワー数やビジネス利用の有無にかかわらず、事実関係を整理した書面を送付する方法は同じです。
Q. 登録メールアドレスが分からない、または使えない場合でも依頼できますか?
登録電話番号があれば、申立て自体は可能です。登録メールアドレスが不確かであることが解除の可能性に影響する場合はありますが、本件でも登録メールアドレスが不確定のままご依頼いただき、復旧に至っています。異議申立ての際に登録情報と異なる連絡先を使ってしまった場合は、その経緯も含めてお知らせください。書面で正直に開示したほうが信頼性の面で有利に働きます。
Q. 日本のMeta社(Facebook Japan)宛に送るのではだめですか?
日本法人宛に送付しても、代理人弁護士から米国法人宛に送付するよう連絡があるのが実情です。そのため当事務所では、最初から米国のMeta社(Community Operations)宛のみに送付しています。なお、日本の内容証明郵便は国内専用の制度のため米国宛には利用できず、当事務所では米国内から配達記録の残る書留郵便で発送しています。
Q. 費用と期間はどのくらいかかりますか?
米国法人宛は16,900円(税込)が基本で、追加アカウントの記載は1アカウントにつき1,100円、配達記録(PDF)の転送オプションは2,200円、画像資料の添付は1画像につき550円です。本件は3アカウント+配達記録転送で合計21,300円(税込)でした。復旧までの期間は個別差が大きく、本件では発送から約2か月でしたが、数週間で動く例も、動かない例もあります。詳しくはLINEにてお気軽にお問い合わせください。

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執筆:行政書士 重松 祐達(SG行政書士法務事務所 代表) 日本行政書士会連合会 第23191059号 / 愛知県行政書士会 中央支部 第6790号

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的助言を構成するものではありません。掲載した事例は実際のご相談をもとに、個人が特定されないよう内容を一般化して再構成したものです。アカウントの復旧を保証するものではなく、結果は個々の状況により異なります。当事務所は書類の作成・発送代行を行うものであり、相手方との交渉・代理は行いません。また、本記事の内容は作成時点の情報に基づいており、Meta社の運用方針・仕様や法令の変更により内容が変わる場合があります。記載の料金は作成時点のものであり、変更となる可能性があります。

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